Bose、音に焦点を当てたARグラスを開発中

    bose

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    拡張現実(AR)は、視覚に対して働きかけるものだけでなく、情報をとして現実世界に重ね合わせることでも成り立ちます。ノイズキャンセリングヘッドホンやスピーカー製作で知られるBoseは、独自のARグラスの開発に乗り出しています。

    デバイスだけでなく、プラットフォームも視野に入れている

    オーディオメーカーのBoseは、米テキサス州オースティンで行なわれる大規模イベントSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)で、ARグラスを発表するとみられています。
     
    米メディアCNETによれば、Boseは得意分野である「」を情報として現実世界に重ねることで、ARにアプローチしていることがわかっています。
     
    また、Boseはデバイスの開発のみでなく、Bose AR SDKと呼ばれるソフトウェア開発キットにも同時に取りかかっており、音ベースのARのプラットフォームを作ろうと試みているようです。そのために、5,000万ドル(約53.36億円)規模の資金をBose ARで開発を行なう企業のために用意しているとのことです。
     

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    BoseのARプラットフォームの汎用性は広く、ヘッドホンや、メガネ、ヘルメットなど、様々な形のデバイスに搭載可能であるといわれています。
     
    またオーディオだけでなく、センサーで頭の動きを感知してジェスチャーコントロールに役立てたり、スマホと同期させることで、GPSで現在位置の追跡なども可能になるとされています。
     
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    音ベースのARを使って、歴史的なランドマークや、彫像などを訪れたときに音で情報を追加したり、GPSで目的地に到着したことがわかったときに音で伝えたりといったことができます。
     
    Boseは、視覚情報もARプラットフォームに取り入れるとみられており、見ている看板の翻訳や、窓から外を見たときに天気予報を教えてくれる機能などが現在考えられているようです。
     
     
    Source:CNET via The Verge
    (lexi)

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