「ティム・クックは音楽業界のドナルド・トランプ」ガンズのローズ氏が突然発言
1985年から活動を続ける伝説的ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のボーカリストであるアクセル・ローズ氏が、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「音楽業界のドナルド・トランプ」だと発言しました。
たった一文だけの発言
アクセル・ローズ氏のTwitterでの発言は、わずか一文だけで、何の説明もありません。
Tim Cook is the Donald Trump of the music industry.
— Axl Rose (@axlrose) 2018年3月8日
トランプ政権に批判的なローズ氏
米メディア9to5Macは、ローズ氏がTwitterで時折、トランプ政権に批判的なコメントを書き込んでいることから、今回の発言はティム・クックCEOを称賛するものでないのは確かだ、と見ています。
ローズ氏が2009年から利用しているTwitterでの264件の発言のうち、Appleに言及するのはこれが初めてです。
デフ・レパードのフィル・コリン氏の考えに共鳴?
ガンズ・アンド・ローゼズの楽曲は、以前からApple Musicを含む複数のストリーミングサービスで聴くことができ、このタイミングでクックCEOに批判的な発言をする理由は不明です。
Business Insiderのショナ・ゴッシュ氏は、ロックバンド「デフ・レパード」のギタリスト、フィル・コリン氏の考えにローズ氏が賛同しているのかもしれない、と指摘しています。
コリン氏は2016年に英紙Telegraphのインタビューに「音楽ストリーミングサービスを運営する企業のCEOは巨額の金を得るが、アーティストの取り分はわずかだ」という趣旨の発言をしています。
以前はティラー・スウィフト氏がAppleを批判
ストリーミングサービスからアーティストに支払われるロイヤルティーについては、色々と議論が繰り返されています。
2015年には、3カ月間の無料会員期間中に再生された楽曲についてはロイヤルティーを支払わないApple Musicの方針を、テイラー・スウィフト氏がAppleへの公開書簡という形で批判し、自身のアルバムをApple Musicから引き揚げると表明して注目を集めました。
その後、Appleが無料期間中の再生についてもロイヤルティーを支払う方針に転換して両者が和解しました。
Source:Business Insider, 9to5Mac
(hato)