全米ライフル協会への抗議運動でAppleが不買対象に

フロリダ州パークランドの高校で起きた銃乱射事件を受けて、全米ライフル協会のテレビ番組を放映するAppleらを対象とした不買運動が起きています。
高まるNRAへの批判
現地時間2月14日、フロリダ州マイアミ郊外のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起きた銃乱射事件では、17人の犠牲者と多くの重軽傷者が出ました。これを受けアメリカでは、銃規制強化を求める声が高まっており、同時に銃保有の権利を主張する全米ライフル協会(NRA)への批判が強まっています。
その一環として、NRAが運営するテレビ番組プログラム「NRAtv」の放映反対運動が起きており、同番組をApple TV経由で提供しているApple、Amazon、そしてNRA会員に対し割引サービスを提供するFedExに対し、不買を訴える動きが広がっています。
米メディアBusiness Insiderによれば、2016年にスタートしたNRAtvには22番組があり、いずれも銃保有の権利を訴える内容となっています。
Appleは「言論の自由」を重視か
企業の間では、近年NRAとの関係を断つ決断を下す企業が増えています。しかし「言論の自由」の観点から、AppleがApple TVからNRA番組を外すことはないだろう、と米メディア9to5Macは見ています。
しかし不買運動の波は大きく広がっており、女優のアリッサ・ミラノの不買を訴えるツイートは現時点で1万5,000回以上リツイートされ、ハッシュタグ#march1nraboycottが多くの人々によって拡散されています。
Source:9to5Mac,Business Insider
Photo:Wil ‘Ban the Nazis’ Wheaton/Twitter
(lunatic)