まるで絆創膏!東大開発のディスプレイは肌に貼り付け可能

東京大学 染谷研究室 ディスプレイ

東京大学 染谷研究室 ディスプレイ
 
厚みがなく柔軟性に富んだディスプレイは、デザインの幅が広がることなどから、近年多くの企業が研究開発にしのぎを削っています。しかし、用途は決してスマートフォンばかりではありません。

伸縮自在でピッタリ貼り付けられる!

東京大学と大日本印刷の研究チームが新たに開発したのは、肌に貼り付けても違和感がないほど、超薄型で伸縮自在の発光ダイオード(LED)ディスプレイです。ディスプレイは、1mm程度の厚さのゴムシートに埋め込まれた400個のマイクロLEDからなり、回路を破壊せずに、伸ばしたり捻ったりといったことが可能です。
 
東京大学 染谷研究室 ディスプレイ
東京大学 染谷研究室 ディスプレイ
 
開発を手がける東京大学の染谷教授が「ホームドクターと患者が医療データをシームレスにシェアできる」と述べるように、このディスプレイは医療用への活用が念頭に置かれています。ストレスを感じることなく1週間は貼りっぱなしにでき、搭載されたワイヤレス・コミュニケーションモジュールを通して患者の医療データを医者に送信することも可能です。もちろん、ディスプレイとあって、絵文字を含むメッセージの送受信などもできます。「手元にメッセージを受信すれば、きっと送り手との親密感を感じることでしょう」
 
医療用のみならず、ファッション業界での応用も目指しているとあって、夢は大きく広がりそうですね。
 
なお、2017年にはSamsungも伸縮可能な「ダイナミック・ストレッチャブルAMOLEDディスプレイ」を発表しています。ディスプレイと聞いて、1枚のガラス板のような部品を想像する時代は過去のものになりつつあるということでしょう。
 
 
Source:EurekaAlert!,RT
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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