iPhoneは国内で圧倒的に売れている〜2017年第4四半期のシェアは5割超

IT専門調査会社IDC Japanが2017年第4四半期(10月〜12月)、2017年通年の国内のスマートフォンの出荷台数を発表し、AppleのiPhoneが圧倒的なシェアを獲得していることが判明しました。
圧倒的なシェアを誇るiPhone
IDC Japanの調査によれば、2017年第4四半期の国内のスマートフォンを含めた携帯電話の出荷台数は対前年同期比で13.6%増加し、1,107万台に達したことがわかっています。
その中でも特に売上を伸ばしたのはAppleのiPhoneで、これまでの最高出荷台数を更新したと伝えられています。IDC Japanはスマートフォン全体の出荷台数の増加はiPhoneの好調に起因するとの調査結果を報告しています。
(携帯電話の出荷台数が伸びた要因としては)アップルのiPhone出荷が前年同期比22.9%増の621.4万台という記録的水準に達したことが挙げられます。消費者の関心が高かったiPhone Xの出荷が好調だったことに加え、相対的に値頃感の強まったiPhone 8も極めて好調な出荷を記録しました。
2017年第4四半期の国内携帯電話市場シェアのうち、iPhoneは56.1%を占めるに至っています。
通年でも圧倒したiPhone
2017年通年での国内の携帯電話の出荷台数は、対前年比で4.6%増加し、3,409万台となりました。ベンダー別のシェアではAppleのiPhoneが46.6%に達し、ほぼ半数を占めています。
尚、2017年に国内で出荷された携帯電話のうち、スマートフォンが98%以上となっており、「市場はスマートフォンへと移行したと言える」とIDC Japanは結論づけています。
Android陣営を含める2017年第4四半期、通年の国内携帯電話出荷台数、国内スマートフォン出荷台数のベンダー別シェアは以下のとおりとなっています。
2017年第4四半期 国内携帯電話出荷台数 ベンダー別シェア
– | ベンダー | 台数(千台) | シェア |
---|---|---|---|
1 | Apple | 6,214 | 56.1% |
2 | ソニー | 1,553 | 14.0% |
3 | シャープ | 1,134 | 10.2% |
4 | Samsung | 623 | 5.6% |
5 | 京セラ | 553 | 5.0% |
その他 | 996 | 9.0% | |
合計 | 11,073 | – |
2017年第4四半期 国内スマートフォン出荷台数 ベンダー別シェア
– | ベンダー | 台数(千台) | シェア |
---|---|---|---|
1 | Apple | 6,214 | 56.4% |
2 | ソニー | 1,553 | 14.1% |
3 | シャープ | 1,134 | 10.3% |
4 | Samsung | 623 | 5.7% |
5 | 京セラ | 553 | 5.0% |
その他 | 993 | 8.5% | |
合計 | 11,011 | – |
2017年 国内携帯電話出荷台数 ベンダー別シェア
– | ベンダー | 台数(千台) | シェア |
---|---|---|---|
1 | Apple | 15,892 | 46.6% |
2 | ソニー | 4,566 | 13.4% |
3 | シャープ | 3,346 | 9.8% |
4 | 京セラ | 3,031 | 8.9% |
5 | 富士通 | 2,714 | 8.0% |
その他 | 4,545 | 13.3% | |
合計 | 34,095 | – |
2017年 国内スマートフォン出荷台数 ベンダー別シェア
– | ベンダー | 台数(千台) | シェア |
---|---|---|---|
1 | Apple | 15,892 | 47.5% |
2 | ソニー | 4,566 | 13.7% |
3 | シャープ | 3,346 | 10.0% |
4 | 京セラ | 3,031 | 9.1% |
5 | 富士通 | 2,714 | 6.5% |
その他 | 4,417 | 13.2% | |
合計 | 33,433 | – |
Source:IDC Japan
Photo:William Hook/Flickr
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