アメリカで若者のFacebook離れが進行中

Facebookが若いユーザーの間で急速に人気を失っていることが、最新調査で明らかになりました。
25歳以下の米ユーザーが280万人減少
調査会社eMarketerによれば、アメリカの12〜17歳のFacebookユーザーは、2017年に約140万人(9.9%)減少し、1,210万人になったとのことです。
25歳以下まで広げると、アメリカだけで約280万人がFacebookの利用をやめています。
2018年も進む若者のFacebook離れ
そして2018年も、Facebookにとってはあまり明るい年になりそうにありません。
eMarketerは2018年におけるアメリカの25歳以下のFacebookユーザーについて、次のように予測しています。
- 11歳以下のユーザーは9.3%減少する(Facebookの規約では13歳以上の利用に限定されていますが、実際は13歳未満でもアカウントを持っているユーザーが数多く存在します)。
- 12〜17歳のユーザーは5.6%減少する。
- 18〜24歳のユーザーは5.8%減少する。
米メディアRecodeは、eMarketerは外部の調査会社であり、Facebookの全貌を把握しているわけではないとしながらも、若年ユーザーの減少はよくない兆候だと指摘します。若者層の反応はSNSにとって人気のバロメーターです。また11歳以下の若年層のユーザーを失うことは、次世代ユーザーを失うことでもあります。
Instagram人気がFacebookを上回る
ただし若いユーザーが減少しても、アメリカ全体のユーザー数は、今後数年間は増え続けるとeMarketerは予測しています。しかしそれよりも注目すべきなのは、Facebook傘下のInstagramが急成長していることです。同社はアメリカのInstagramユーザーは今年13%増え、約1億500万人に達すると予測しています。Facebookにしてみれば、Facebookのユーザーが減少しても、Instagramが成長すればマイナス分を相殺できます。
この伸び率は、アメリカの若者の間で人気のSnapchatを上回ります。Snapchatのアメリカのユーザー数について、2018年は対前年比で9%増の約8,650万人になるとeMarketerは予想しています。
Source:Recode
(lunatic)