2018年秋のiPhone、6.1インチLCDモデルがOLEDモデルを数で上回るか

ミンチー・クオ

ミンチー・クオ
 
Apple製品の情報通として知られるKGI証券のミンチー・クオ氏が新たな予測を発表し、2018年秋発売の3つのiPhoneモデルのうち、6.1インチのLCD搭載モデルが2つのOLEDディスプレイ搭載モデルを出荷台数で超える見込みであることが明らかになりました。

LCDのサプライヤーは一安心?

2018年秋のiPhoneラインナップに、6.1インチのLCD搭載モデルが含まれることは以前から噂されています。LCD搭載モデルに加えて、5.8インチのiPhone Xの後継モデルと、6.5インチのiPhone X Plusの発売がすでに予測されていますが、OLEDディスプレイモデルに対するLCD搭載モデルの出荷量がジャパンディスプレイなどのLCDサプライヤーにとっては一番の懸念となっています。
 
サプライヤーがAppleに部品を供給するとき、同社のカスタマイゼーションへのこだわりから、そのパーツの生産ラインに集中せざるをえなくなり、Appleへの収益における依存度が高くなる傾向にあるといわれています。
 
昨年12月に明らかになったジャパンディスプレイのAppleへの収益依存度は53.80%となっており、Appleからの注文が減少した場合、同社が甚大なダメージを受けることは容易に想像できます。
 
しかしながらKGI証券のクオ氏の予測よれば、2018年秋の6.1インチのLCD搭載モデルの需要は、2つのOLEDディスプレイ搭載モデルを上回るとのことで、今年のLCDパネルの出荷量は成長するとみられています。
 
LCD搭載モデルの背面には金属素材が採用される見込みが高いとされ、長年Appleサプライヤーを担ってきたCatcherがアルミニウム製のフレームを生産する模様です。

2018年のiPhoneにはフレキシブルプリント基板が全面採用か

クオ氏の予測によると、2018年のiPhoneモデルにも、iPhone XとiPhone8に採用されたフレキシブルプリント基板が使用されるとのことです。5.8インチと6.5インチのOLEDディスプレイ搭載モデルには、iPhone Xのような積み重ねられたフレキシブル基盤が搭載されるとみられており、6.1インチのLCD搭載モデルにはこれまでのような一枚の基盤が採用されるといわれています。
 
また、2018年のiPhoneのフレキシブルプリント基盤のピッチは、節電と基盤サイズ縮小の観点からこれまでの30-35ナノメートルではなく、28-30ナノメートルになるとのことです。フレキシブルプリント基板の生産は、Umimcron、ZDT、Ibidenの3社が担当するとみられています。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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