楽天、2年以内にヤマトや佐川よりも安い独自配送方法を構築

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楽天の三木谷浩史社長は1月30日、ECサイト「楽天市場」に出店する企業を対象に開かれた講演会で、2年以内に楽天独自の配送網を構築することを明かしました。これまでよりも安い料金で、迅速な配達が可能になるようです。

ワンデリバリーで迅速な配達が可能に

三木谷社長は講演会において、すべての配送を一括的に契約・管理する「ワンデリバリー構想」を発表しました。
 
現在、関東・関西の3箇所にある物流センターを10箇所まで増やし、今後は同社の社員も配送を行うようです。これまで楽天市場では、出品者自身が発送の手続きをしていたため迅速な配送が難しい場合もありましたが、今後は出品者の商品を物流センターに保管することで、ヤマト運輸や佐川急便よりも安い料金で迅速に届けることができます。
 
また、私鉄子会社や日本郵便と協業することで、駅のロッカーや郵便局でも商品を受け取れるようにするなど、荷物受け取り拠点の拡大も進めていくようです。さらに、アプリを使った配送状況確認サービスの提供、ドローンを活用した配送方法なども検討中とのことです。

ヤマトは宅配料金の値上げを実施

先日、宅配最大手のヤマト運輸は大口顧客との運賃交渉の結果、Amazonなど6割の顧客の料金を引き上げることで合意した、と発表しました。値上げ幅の平均は15%を超えるそうです。今後、楽天が自社の配送網を持つことで、宅配業界はさらに厳しい道のりを歩むことになるかもしれません。
 
 
Source:日本経済新聞,SankeiBiz
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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