中国で拠点を拡大するGoogle、深セン市にも新オフィスを設置

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Googleは、昨年12月に中国・北京に人工知能の研究センター設立を発表したばかりですが、国際的なハードウェアの生産拠点となっている深セン市にもオフィスを新設したことが報じられています。

中国に3カ所目となるオフィスを開設

Googleの従業員宛に送られたメールの内容から、同社が中国・深セン市新たにオフィスをオープンしたことが発覚しました。上海・北京に次ぐ3カ所目の事業所となります。
 
中国政府と組んで人間vs.人工知能の碁対決フェスティバルを5日間にわたって開催するなど、中国進出への努力を続けているGoogleは、2017年12月に北京でのAI研究センター設立を公にしたばかりです。
 
Googleは、自社研究を進める一方で、AIの会議やワークッショップ開催のための資金援助を行なうなど、中国のAI研究コミュニティの支援に精力的ですが、同社の最も大きなサービスである検索エンジンは、未だ中国政府によりアクセスが規制されています。

中国での拠点拡大のねらいとは?

Googleスタッフへと送信されたメールによれば、「深セン市に仕事で頻繁に訪れるGoogle従業員が数多く存在することから、利便性向上のため新オフィスを開設した」とのことですが、この背景にはハードウェア事業への傾倒があるとみられています。
 
Googleは昨年9月に台湾ベンダーHTCのスマホ事業の一部を10億ドルで買収しており、自社ブランドのスマートフォンの生産拡大を目指していることがわかっています。
 
スマートスピーカーのGoogle Homeシリーズも好調であることから、ハードウェアの生産拠点である深セン市からより多くの製品を送り出していくのではないかと、深センでのスタートアップ育成で知られるハードウェアアクセラレータHAXのパートナー、ベンジャミン・ホフ氏は、TechCrunchにGoogleの今後の動向について語っています。
 
 
Source:TechCrunch via Gadgets 360
Photo:Pixabay
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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