iPhoneが定期券に JR北海道が4月1日より導入

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JR北海道は2018年4月1日より、北海道の一部地域でiPhone、Androidスマートフォンアプリの画面に定期券を表示する「スマホ定期」の導入を発表しました。このサービスの導入で駅窓口に行かなくてもアプリ内で定期券を購入することができ、無人駅の多い導入エリアでの利便性が向上するとしています。

Felicaは使わず

今回JR北海道が導入する「スマホ定期」はスマートフォンの画面に定期券を表示させ、それを駅員に提示するという技術的には単純なサービスです。iPhone 7以降の機種ではFelicaが搭載されており、JR東日本エリアならiPhone内のSuicaに定期券情報を記録できるのですが、JR北海道では、JR北海道が提供するKitaca利用可能エリアでしかSuicaが使えず、またモバイルSuicaの機能は一部制限されています。

 

スマホ定期の提供区間

 

今回「スマホ定期」が導入される区間は無人駅が多く、Kitacaで改札を通過できる駅もありません。そのためスマートフォンの画面に定期券を表示するという、単純なシステムでのサービス提供となったとのでしょう。

定期券購入はクレジットカード、コンビニで

無人駅の利用者は、これまで有人駅まで定期券を購入しに行く必要がありました。しかし今回のスマホ定期の導入により、アプリ内でクレジットカード決済コンビニ、銀行ATM、ネットバンキング支払いによる定期券購入が可能になりました。これで定期券利用者の利便性は大いに向上するでしょう。

 

スマホ定期

スマホ定期利用イメージ

 

大都市ではApple Payを利用してiPhoneやApple Watchで改札を通過することは一般的になりつつあります。しかし人口の少ない地方都市やその周辺地域では非接触ICチップでの改札通過は一般的ではありません。今回JR北海道が導入した「スマホ定期」は、そうした人口の少ない地域での鉄道利用におけるスマートフォン活用の一つの方法となって行くかもしれません。
 
 
Source:JR北海道(PDF)
(KAZ)

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