スマホの故障で最も多いのは画面割れ、約4割の人は修理せず
情報流通サービスのオークネットが、携帯端末(電話)の修理に関するアンケートの結果を公表しました。携帯端末の不具合で最も多かったのは「画面割れ」で、そのうちの約4割は「修理しなくても使えそうだったから」という理由で修理に出していませんでした。
年代が高いほうが不具合を起こす割合が低い
アンケートは、2017年10月20日~24日において、15歳以上の男女各300名、計600名を対象にインターネット上で行われました。
携帯電話の修理に関して、過去2年以内に破損・故障・修理があったか、という質問に対しては、約7割が「なかった」と回答しました。
男女別では差があまりありませんでしたが、「不具合があった」と回答した人は、10代が43%なのに対し、60代は24%と年代が上がるにつれて低くなっていることがわかります。
不具合のトップは画面割れ
また「不具合があった」と回答した人で、どのような故障があったかを聞いたところ、1位は「ディスプレイ(ガラス部分)が割れた(30.7%)」、2位は「フリーズした(26.3%)」、3位は「電池の減りが著しく早くなった(21.0%)」でした。
1位〜3位の不具合発生率を年代別で見ると、ディスプレイ割れに関しては10〜30代が40〜60代よりも高い傾向にあります。
約4割の人は修理をせず
次に、「不具合があった」と回答した人に修理をしたかを聞いたところ、約4割の人は「修理をしなかった」と答えていました。男女比では、「修理をしなかった」と回答した男性は36.8%にとどまっている一方で、女性は45.5%となっており、女性の方が修理しない傾向が高いようです。
また修理をしなかった理由に関しては、1位が「修理しなくても使えそうだったから(42.9%)」、2位は「新しいものに買い替えたから(35.1%)」、3位は「修理に出すのが面倒だったから(18.2%)」でした。特に、女性は「修理する」よりも「買い替え」を選択する人が多いようです。
キャリアの正規販売店に修理依頼をする人が多い
「修理をした」と回答した人に、どこで修理してもらったかを聞いたところ、半数以上(68.8%)の人がキャリアの正規販売店に依頼しており、次いで家電量販店(10.1%)、街の携帯販売店(6.4%)でした。
ただし、修理にかかった時間を修理場所別で見ると、キャリアの正規販売店では「5時間以上(25.3%)」「2日〜3日(18.7%)」といった回答が多かったのに対し、家電量販店では4割弱(36.4%)の人が1時間未満で修理を完了しています。
これは通常、キャリアの正規販売店では端末を一旦預かりメーカーに配送して修理しますが、家電量販店ではその場で修理をしてもらえることに関係しているようです。
Source:オークネット
Photo:photoAC-tomon
(kotobaya)