AppleサプライヤーDialogの株価が上昇、昨年第4四半期の収益が予想を上回る

    dialog-semiconductor

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    AppleのiPhone Xパワーマネジメント集積回路 (PMIC)を供給している在英ドイツ企業のDialogですが、2017年第4四半期の収益が予想を上回ったことにより、株価が4%上昇したことが報じられています。

    iPhone X好調で予想を超える収益に

    iPhone Xの好調を受け、昨年11月初旬に利益率の予測を上方修正したDialogですが、2017年第4四半期の収益は、予想されていた4億1千5百万ドル(約469.46億円)〜4億5千5百万ドル(約514.71億円)を超え、前年同期比で27%上昇となる、4億6千3百万ドル(約522.57億円)に達したことが伝えられています。
     
    尚、通年収益は、前年比で13%アップの13億5千万ドル(約1,524億円)を記録したとのことです。

    Appleが部品を内製化する可能性

    Dialogは先月、同社がAppleに供給している部品はAppleにより内製化される可能性があることを公に認めました。

    AppleはPMICを内製化する資源と能力を持っており、数年以内にもそれを行なう可能性がある。

    このCEO直々のコメントを受けて、Dialogの株価は19%下落したといわれています。

    Appleへの依存度の高さが心配

    DialogのAppleへの収益依存度は、Appleサプライヤーの中で現在2番目に高く74.3%となっています。
     
    Appleへの過度な収益の依存は、サプライヤーから外されたとき、企業にとって深刻なダメージとなってしまうことが予測され、イギリスの半導体メーカーImagination Technologiesが辿ったような悲惨な運命がDialogに待ち受けている可能性も十分あるとされてます。
     
     
    Source:City A.M. via 9to5Mac
    (lexi)

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