「スティーブ・ジョブズ」がイタリアのファッションブランドに!Appleが敗訴

    Steve Jobs イタリア

    Steve Jobs イタリア
     
    スティーブ・ジョブズといえば、カリスマ的存在感を持つAppleの共同創業者として有名ですが、イタリアの裁判所が、ファッションブランドの名称として「Steve Jobs」を使用することを認める判断を下しました。

    2012年から続いた訴訟に決着

    イタリアのビンセント・バルバート氏とジャコモ・バルバート氏の兄弟は、Appleが偉大な創業者の名前を商標登録していないことに目をつけ、経営する衣料品企業のブランド名として「Steve Jobs」を商標登録しました。
     
    スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった翌年、2012年のことでした。
     
    Appleは、バルバート兄弟を相手に訴訟を起こし、約5年間にわたる法廷闘争が繰り広げられた結果、裁判所はバルバート兄弟の商標登録に正当性がある、との判決を下しました。
     
    訴訟の中でAppleは、兄弟が経営する「Steve Jobs」ブランドのアイコンの「J」のかじった跡と、葉が含まれているのはAppleのリンゴと同じだ、と主張していました。
     
    Steve Jobs Apple ロゴ
     
    しかし、裁判所は「Jは食べられないので、Steve JobsのロゴはAppleのロゴに影響を与えていない」として、バルバート兄弟のブランドのロゴを支持しました。

    将来はSteve Jobsブランドのスマホも販売?

    バルバート兄弟のブランドSteve Jobsは、Tシャツやジーンズ、バッグのほか、アクセサリー類を展開しています。
     
    Steve Jobs イタリア
     
    兄弟はさらに、将来の計画として、Steve Jobsブランドでエレクトロニクス製品を販売することも考えているそうです。
     
    もしかしたら将来、Steve Jobsブランドのスマートフォンが、iPhoneの隣で売られるという、ややこしいことが起こるかもしれません。

     
     
    Source:The Verge, Business Insider Italy(Google翻訳)
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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