Apple、音楽認識アプリのShazamを買収か

    Shazam

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    Appleが、音楽認識アプリ「Shazam」を提供する、英ロンドンを拠点とするShazam買収手続きの、最終段階に入っているようです。

    今週契約締結、来週発表か

    米メディアTechCrunchによると、Appleは今週中にも買収契約を締結し、来週月曜日に発表する予定とのことです。買収額は3億ポンド(約456億円)との情報もあります。
     
    Shazamが最後に公式に発表した数字が、アプリのダウンロード数が10億回を超えたというものですが、これは2016年9月時点での数字です。現在はこれよりも相当増えていると推測されます。

    赤字経営を続けてきたShazam

    しかしアプリの場合、ダウンロード数が直接利益につながるとは限りません。2017年9月に同社が発表した2016年度の売上は4,030万ポンド(約61億円)でしたが、純損失400万ポンド(約6億円)と赤字でした。しかしこれでも2015年度の順損失額1,660万ポンド(約25億円)と比べれば、かなり回復しているのです。
     
    英語圏では「Shazamする」という表現があるほど、一般に広く認知されている音楽アプリですが、その経営状態は決して順調とはいえず、最後に利益を計上したのはなんと2006年です。

    Beatsに続く音楽関係の大型買収か

    Appleが数多くの買収を手掛けてきたことはよく知られていますが、音楽関係でまず浮かぶのは、2014年のBeats買収でしょう。これがのちにApple Musicの基盤となっています。
     
    ShazamはiOS8以降、Siriに統合されており、Siriが周囲で流れている音楽を認識します。たとえばテレビで流れている音楽について、Siriに「これは何の曲?」と尋ねれば、SiriはShazamを使って曲を調べます。
     

    ShazamShazam – 音楽認識
    カテゴリ:ミュージック
    現在の価格: 無料

    ※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。

     
     
    Source:TechCrunch via MacRumors
    (lunatic)

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