2018年版iPadはホームボタン廃止、顔認証Face IDを搭載か

来年発売となる次期iPadは、iPhone X同様、縁の細いベゼルレスなデザインとなり、ホームボタンを廃止し、顔認証Face IDを搭載するかも知れません。関係者から入手した情報として、Bloombergが報じています。
Face ID搭載、ベゼルレスでもOLED不採用
ただし次期iPadは、iPhone Xが搭載する、バックライト不要でコントラスト比と解像度の高さが特徴の有機EL(OLED)ディスプレイは採用しないとのことです。
情報提供者によれば、次期iPadのうち少なくとも1モデルのスクリーンサイズは現行の10.5インチiPad Proに近く、ホームボタンを廃止してFace IDを搭載する見通しです。発売は来年後半になる、と情報提供者は伝えています。
低迷していたiPadの復活
iPadはAppleにとって、iPhoneに次ぐ主力製品です。ただしここ数年の売上は低迷傾向にありました。
調査会社IDCの、2016年における世界のタブレット出荷台数調査によれば、タブレット市場そのものが縮小していることもあり、AppleのiPad出荷台数は前年対比で14.2%減と大幅に減少しています。
しかしiPad人気は復活しつつあります。今年3月に発売した9.7インチiPad、6月に発売した10.5インチiPad Proが好調で、Appleは同社第3四半期(4−6月)決算で、iPadの販売台数が13四半期ぶりに前年同期比でプラスに転じたと報告しています。
先日行なった第4四半期決算報告でも、iPadの販売台数が前年同期比で増加したと発表しました。
Face ID搭載は部品供給が鍵
iPhone XのFace IDに対する評価がおおむね高いことから、AppleはiPadへの搭載を決めているものの、関連部品の供給に問題が生じれば、計画が変更される可能性がある、と関係者は述べています。
OLEDについては、来年になってもiPadサイズのスクリーンを必要量製造可能なのはSamsungのみであるため、次期iPadに採用される見通しは低いとのことです。
新Apple Pencilも開発中
なおAppleは、Apple Pencilの新バージョンの準備を進めると同時に、新Apple Pencilの機能を活かす新しいソフトウェアツールも開発中だと関係者は伝えています。
Source:Bloomberg
Photo:Reddit
(lunatic)