Appleティム・クックCEO、アイルランド首相と面会もデータセンター建設には難色
アイルランドのレオ・バラッカー首相は3日、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)と同社新社屋で面会を果たしましたが、2年前から計画されていたアイルランド拠点のデータセンター建設に関しては、具体的なことはいっさい語られなかったと伝えられています。
一部地域住民の反対により遅れていた建設計画
アイルランド首相のレオ・バラッカー首相は、Appleティム・クックCEOと面会を果たしたものの、アイルランド拠点のAppleデータセンターの建設は最終的には頓挫の方向に向かいつつありそうです。
3日、バラッカー首相はApple新社屋であるクパチーノのApple Parkを訪れ、ティム・クックCEOと「建設的」な話し合いを行なったと報告しています。
Had a constructive meeting with Tim Cook & senior Apple executives earlier at their HQ in Cupertino. Apple employs +5,000 people in Ireland pic.twitter.com/6PiJjqZgPQ
— Leo Varadkar (@campaignforleo) November 3, 2017
しかしながら、バラッカー首相はRTE(アイルランド放送協会)のインタビューでデータセンターの建設計画に対して確証があったかと質問されると、
いや、確証はなかった。建設開始日や、確実なコミットメントなど、具体的な話はいっさいなかった。
と肩をすぼめて落胆の表情で返答しました。
Appleのアイルランド拠点のデータセンター建設計画は、当初の予定からすでに2年以上遅延しており、今月1日まで建設許可が高等裁判所により保留されていました。
Appleはヨーロッパ第二のデータセンター拠点として、すでにデンマークを再び選択したことが報道されています。
Source:RTE
(lexi)