Google、物理セキュリティ キーを使用した2段階認証プロセスを導入
Googleは、ジャーナリストや企業の役員クラス、政治関係者など、より強固なアカウント保護が必要なユーザー向けに、物理セキュリティ キーを使用した、これまでのアカウント認証よりも段違いに安全性の高い2段階認証プロセスを導入しました。
高度な保護機能プログラム
Googleは、高度な保護機能プログラム(Advanced Protection Program)と呼ばれる、物理セキュリティ キーを使った2段階認証プロセスを新たに取り入れました。
2016年の米大統領選でクリントン陣営の選対本部長を務めたジョン・ポデスタ氏のGmailアカウントが何者かにハックされた事件を皮切りに、より安全性の高いログインシステムの導入が検討され始めたといわれています。
物理セキュリティ キーによる2段階認証を利用するためには、FIDO Universal 2nd Factor(U2F)に対応したセキュリティ キーが必要になります。
パソコンの場合
最新バージョンのChromeがインストールされたパソコンと、FIDO Universal 2nd Factor(U2F)に対応したUSB セキュリティ キーを差し込むためのUSBポートが必要です。
スマートフォンの場合
Bluetooth Low Energy(BLE)と FIDO Universal 2nd Factor(U2F)の両方に対応したセキュリティ キーが必要です。
Androidデバイスでは、端末にアカウントを追加し、手順に従ってキーを接続します。
iOSデバイスでは、App StoreからGoogle Smart Lockアプリをダウンロードし、アプリにアカウントを追加します。アプリの指示に従いキーを接続します。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:Google
Photo:Yubico
(lexi)