Amazonなど買い物アプリの利用時間が増加〜最新調査
アメリカのスマートフォンユーザーが、買い物アプリに費やす時間が長くなっていることが、最新調査から明らかになりました。
買い物アプリに費やす時間が大幅増
モバイルマーケティング会社App Annieの調べによると、現在アメリカにおいて、利用者数上位5位の買い物アプリAmazon、Amazon Shopping、Wish、Etsy、Zulilyに、ユーザーが2017年前半に費やした時間は、2016年前半と比べ44%も増えたとのことです。ただしこの調査はAndroidユーザーを対象としたもので、iOSユーザーは含まれていません。
AmazonアプリはAmazon Shoppingアプリとなり、現在はダウンロードできなくなっていますが、アップデートせずにそのまま使い続けているユーザーが多数いるようです。
一方で、実店舗を持つ小売店のアプリ上位5位(Walmart、Cartwheel(Target)、Kohls、Home Depot、Kroger)についても、同じ期間中に29%利用時間が増えています。
スマートフォンのアプリ全体でも、2016年前半から2017年前半にかけて約17%利用時間が増えていますが、この数字を見ると買い物アプリの利用時間が大幅に増えていることがわかります。
オンラインショップアプリに使った時間は142億分
アメリカの消費者は、2017年前半にオンラインショップ上位5社のアプリに142億分を費やしており、これは一般小売店のアプリに費やした25億分よりもはるかに長い時間です。
またApp Annieによれば、オンラインショップのアプリと小売店のアプリでは、消費者の使い方が違います。小売店のアプリは店へ行く途中や店舗内で使われるケースが多いのに対し、オンラインショップのアプリは主に自宅や職場などのWi-Fi環境で使用されています。
世界でも買い物アプリ利用度が増加
アメリカだけでなく、世界的にも買い物アプリの利用度は高まっています。App Annieによれば、2017年前半における世界全体での買い物アプリダウンロード数は、前年同期と比べ20%増加しました。また利用しているアプリ数はひと月あたり平均約30個で、うち買い物アプリは2〜4個となっています。
Source:Recode
Photo:Pixabay
(lunatic)