Apple WatchとAirPodsの高い人気を受け、サプライヤーも増収

Apple Watch Series 3とAirPodsの好調な売れ行きにより、製造を担当するサプライヤーの2017年第4四半期(10月〜12月)の売上高が上昇すると見込まれています。Apple Watch Series 3は新発売のLTE対応モデルが人気で、AirPodsは長期間続いた品薄状態が改善し売上が伸びる見込みです。
LTEモデルが高い人気のApple Watch Series 3
Apple Watchシリーズの組み立てを以前から担当しているQuantaやUniversal Scientific Industrial (USI)は、売上高が大幅に伸びる見込みだ、とサプライヤー事情に詳しい台湾メディアのDigiTimesが報じています。
また、Apple Watchのサプライヤーには、最近、Foxconnの子会社のShunsinも加わっており、2018年の2月か3月には製造を開始するとみられています。
9月に発売されたApple Watch Series 3は、新たに投入されたLTEモデルの人気が高く、Appleのオンラインストアでは出荷まで3〜4週間と案内されています。一方、GPSモデルには即日購入可能なものもあります。
Apple Watch Series 3は、スポーツブランドNIKEとのコラボレーションモデル、NIKE+が10月5日に発売されます。
ようやく需要と供給のバランスが安定したAirPods
AirPodsは、昨年12月の発売直後から、出荷まで6週間待ちの状態が続いていましたが、最近ではAppleのオンラインショップで出荷が3〜5営業日へと短縮されるなど、供給が安定してきました。
Appleは、サプライヤーに対してAirPodsの発注を増やしている模様で、AirPodsの製造を担当するInventecや、AirPodsのスムーズなペアリングを実現しているW1チップを製造するLuxshare-ICTの売上高も上向くとみられています。
また、Apple純正のワイヤレス充電パッドAirPowerが来年発売されるのに先立ち、AirPodsのワイヤレス充電対応の充電ケースが12月に発売されるのではないか、と予測されています。