ZTE、折りたたみスマホを10月発表か
中国ベンダーのZTEが、Axon Mと呼ばれる折りたたみスマホを10月17日に発表する可能性が濃厚になってきました。2つのスクリーンを広げると、タブレット並の6.8インチの画面サイズになり、マルチタスキングも行なえるとのことです。
2つの1080pディスプレイをデバイスの表と裏に装備
ZTEの折りたたみスマホAxon Mには、Snapdragon 820プロセッサ、4GBのメモリ、32GBのストレージ、3,120mAhのバッテリー、20MPのカメラが搭載されると予測されています。
最も大きな特徴は、2つの1080pディスプレイが、折りたたまれた際に、デバイスの表と裏にくる点だと言われています。
ちょうつがいで繋がれた2つのスクリーンを広げると、タブレット並の6.8インチの画面サイズになります。
Android Authorityによると、Axon Mでは、2つのスクリーン上で2つの異なるアプリを同時に動作させることができ、真のマルチタスキングが可能になるとのことです。
過去にもあった折りたたみスマホ
2011年に発売され、話題を呼んだものの不発に終わったKyocera Echoは、2つのスクリーンを持つ折りたたみスマホです。
Kyocera Echoの問題の一つに、スクリーンを広げたときの黒い画面のしきりが挙げられます。タブレットのような効果をねらったものの、画面が分かれていては台無しです。
また、セカンドスクリーンのせいで、Kyoceraが自主的に追加のバッテリーをパッケージに含めるほどバッテリーの消費が激しかったと言われています。
しかしながら、一番の問題は2つのスクリーンを活用するアプリ不足にあったと見られています。Kyoceraが立ち上げたアプリ開発者プログラムに思うように人が集まらず、結果として機種自体の求心性が失われていきました。
ZTEは10月17日にどのような製品を発表するのでしょうか?Axon Mの2つのスクリーンに注目が集まります。
Source:Android Authority via The Verge, Fast Company
Photo:Kārlis Dambrāns/Flickr
(lexi)