iPhone8強度検証、カッターでもまったく傷がつかないことが判明

YouTuberのJerryRigEverything氏は、過去に75モデルものスマートフォンの強度検証を行なっていることで知られています。モース硬度にしたがって、発売されたばかりのiPhone8のひっかき硬度が検証されました。
モース硬度とは何か?
モース硬度は、硬さの尺度を1から10までとし、それぞれの硬度に合う鉱物を設定しています。爪で簡単に傷をつけられるモース硬度1の滑石(かっせき)から始まり、モース硬度5では、ナイフでなんとか傷をつけることができるほどの硬さの燐灰石(りんかいせき)まで強度が上がります。モース硬度を用いることにより、あるものをひっかいたときの傷つきにくさを検証することができます。
画面をモース硬度2〜9までの8つのセクションに分け、硬度を検証
iPhone8の画面を横にし、モース硬度2〜9までの印をつけ検証を開始していきます。
モース硬度6でようやく傷がつきました。モース硬度6は正長石(せいちょうせき)の硬度で、ナイフで傷をつけることができない強度とされています。
カッターで画面を傷つけることを試みますが、モース硬度5.5のカッターの刃ではiPhone8の画面を傷つけることはできません。
ホームボタンも画面と同じコーティングが施されているため、カッターで傷はつきません。
フロントカメラも画面と同じコーティングがなされているため、カッターでも傷がつかないほどの強度を誇っています。
サファイアが使われているというリアカメラのひっかき硬度
JerryRigEverything氏により昨年行なわれたiPhone7のひっかき硬度検証によると、リアカメラはサファイアの硬度に到達していないとのことでした。
しかしながら、この検証に関しては、Appleから米メデイアのThe Vergeに対し公式なコメントが発表されており、iPhone7のリアカメラのレンズに間違いなくサファイアが使われていることが明らかになっています。
今回のiPhone8の硬度検証では、カッターでは傷はつかないものの、iPhone7のときと同じ、モース硬度6で傷がつくという結果が出たようですが、信ぴょう性は定かではありません。
iPhone8の画面の耐火性
JerryRigEverything氏は、画面に極度な熱を加えた場合の検証も行ないました。
当たり前の結果かもしれませんが、画面のピクセルが黒化しました。
しかし、ここからが注目です。しばらく経つと、元通りの画面に戻りました。iPhone8、驚愕の耐熱性です。
曲がらないiPhone8
iPhone8に男性が目一杯力を加えてみても、まったく曲がらないことが検証の結果わかりました。
iPhone8の大きな魅力の一つは、その強度にあるのかもしれません。
Source:AppleInsider
(lexi)