スマホのナビアプリ過信に注意!高速道路への誤進入相次ぐ

高速道路

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国土交通省の発表によると、本来走行が認められていない50CC以下の原付バイクや歩行者などが誤って高速道路に進入してしまうケースが、2016年度に3,678件あったことがわかりました。
 
これは2011年度と比べると約1.4倍の増加となっており、その背景にはスマホのナビゲーションアプリの過信があるようです。

年々増加する高速道路への誤進入

高速道路への誤進入は年々増えており、国土交通省によると2011年~2016年度では、計1万8443件の誤進入がありました。
 
移動手段別では徒歩が半数を占め、次いで原付バイク(約30%)、自転車(約20%)となっています。年代別でみると、最も多いのは20代(18%)で、70代(16%)、60代(9%)と続きますが、特に若年層で大きく増加しており、40代以下はこの5年間で2倍以上になっています。
 
また、首都高速道路が2016年8月~2017年3月に誤進入をした284人に対して行った聞き取り調査では、2割弱がナビアプリを利用していたことが分かっており、原付バイクを乗った人の中には「アプリに案内されて入ってしまった」と回答した人もいたようです。

ナビアプリは移動手段に応じたモードで使用

こうした事態を受け、国土交通省はナビアプリ提供事業者に「安全配慮上の措置」としてアプリの改善を要求していますが、事業者は「最終的には現地の標識を確認し、それに従ってほしい」と話しています。
 
ナビアプリは、徒歩、自転車、オートバイ、自動車といったように移動手段に応じてルートを決定するものもあるため、アプリ利用時は適正モードを選択したうえで、標識などもよく見て走行する必要があります。
 
 
Source:国土交通省 via 毎日新聞,乗りものニュース
Photo:fkickr-Satoshi KAYA
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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