まだ使ってたの?ドイツ銀行がついにBlackBerryからiPhoneへ切り替え

ドイツ銀行が長年業務で使用してきたBlackBerryスマートフォンを、ついにAppleのiPhoneへと切り替え始めたことがわかりました。
ドイツ銀行の関係者によると、多くの従業員がBlackBerryから、「個人所有のデバイス持ち込みOK」の方針のもとで購入したiPhoneへと切り替えているとのことです。ドイツ銀行のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)も、現在は業務の大半にiPadを使用しているようです。
かつて金融業界のスタンダードだったBlackBerry
BlackBerryはかつて企業、特に金融業界ではスタンダードとされていましたが、2007年のiPhoneの登場により、徐々にその勢いを失いました。
ドイツ銀行は、他行が次々とiPhoneなどへの切り替えを図るなか、BlackBerryの使用を継続してきました。クライアントの間では「まだBlackBerryを使っている」ということで、笑い話にすらなっていたほどです。
現在はソフトウェアの開発・販売が中心に
BlackBerryは昨年スマートフォンの製造を中止し、同ブランド製品の販売ライセンスを中国のTCLに売却しました。BlackBerry OSを搭載するスマホの出荷台数は、2012年の3,250万台から2016年には約80万台まで落ち込んでいます。
カナダを拠点とするBlackBerryは、現在は業務で用いるスマホのセキュリティを管理するソフトウェアの開発・販売を中心に行なっています。
Source:Bloomberg
Photo:Pixabay
(lunatic)