2017年9月2日 11時34分
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Siriの開発責任者は「Appleの新たなスター」ことクレイグ・フェデリギ氏に
音声アシスタントとして年々存在感を強めつつあるSiriですが、iOS11がまもなく正式公開となるタイミングで、責任者のバトンタッチです。Appleの公式サイトから、同社のソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であるクレイグ・フェデリギ氏が、新たにSiriを統括していくことが分かりました。
Siriの位置づけが明確に
これまでの責任者は、インターネット関連ソフトウェア・サービス担当上級副社長のエディー・キュー氏でした。
マップに始まり、Siri、iCloud、Apple Music、iTunes、Apple Payなど、スコット・フォーストール氏の後釜らしく、Appleの消費者向けソフトウェア部門を一手に引き受けてきたキュー氏ですが、Siriの重要性がiOS上で増しつつあることで、役割分担が図られたようです。
そのiOSの開発責任者が、クレイグ・フェデリギ氏です。

クレイグ・フェデリギ氏を紹介しているAppleの公式ページ。いつの間にか「Siri」が追加されている
macOSとiOSを統括する同氏は、スティーブジョブズ氏の時代から企業向けソフトやMac向けのソフト・エンジニアリングなどで成果を出してきた人物ですが、Appleがティム・クック最高経営責任者(CEO)の指揮下となってからは、WWDCを始めとして、表舞台へも積極的に露出するようになりました。
近年のWWDCが「The Craig Federighi Show(クレイグ・フェデリギ・ショー)」とまで言われ、Wall Street Journalが「Appleの新たなスター」と彼を呼ぶのも、決して誇張ではありません。
Source:MacRumors,WSJ
(kihachi)