iOS11ベータに「Apple Pay Cash」「写真付IDが必要」の記述

現在、開発者と登録ユーザー向けにベータ版が公開されているiOS11のコードに、個人間送金の名称が「Apple Pay Cash」であること、また同サービスを利用するには写真付きIDが必要となることを示す記述が見つかりました。
個人間決済サービスは「Apple Pay Cash」
iHelp BRがiOS11ベータのコード内で発見した記述によれば、今秋公開されるiOS11からiMessage経由で利用可能となる個人間決済サービスは「Apple Pay Cash」という名称になるようです。
またApple Pay Cashを利用するには、まずiPhone またはiPadのカメラで、運転免許証やパスポートなどの写真付き身分証明書(フォトID)を撮影してアップロードし、仮想カード(現時点ではリリースされていない)を発行してもらう必要がある模様です。
利用には写真付きIDが必要
コードをよく読むと、「Apple Pay Cashの利用を継続するにはIDの認証が必要です」「運転免許証またはフォトIDを(カメラの)フレーム内に配置して下さい」との表記があるのがわかります。
コード内には、Apple Pay Cashにどのように課金するかの説明はありませんでしたが、クレジットカードとデビットカードを利用するのは間違いないようです。
Apple Pay Cashに関するさまざまな記述
またコードには、次のようなことを示す記述が見つかっています。
IDが認証され、仮想カードが発行されると、ユーザーはTouch IDに加え、4桁の暗証番号の設定を求められます。これは一部の金融機関のデビットカードやクレジットカードで、さらなる認証が要求されるケースに備えたもののようです。
iMessageでの送金においては、受け取る側は「受け取る」「拒否する」のどちらかを選択し、拒否すればお金は送り手のアカウントに戻されます。また一定期間放置されると、同じく自動的に送り手側に返金されるようです。
Appleは新型iPhoneと合わせてiOS11をリリースすると見られていますが、Apple Pay Cashについては当面はアメリカのみの展開となりそうです。
Source:iHelp BR(Google翻訳) via 9to5Mac
(lunatic)