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AppleのクックCEO、全従業員にメール、「大統領の考えに反対」「憎しみは癌」

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ドナルド・トランプ大統領 ティム・クックCEO
 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、現地時間8月16日、米バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義団体と市民との衝突について、Appleの全従業員に対してメールを送りました。その中で、人種差別を強く批判するとともに、「双方に責任がある」と語ったトランプ大統領の考えを真っ向から否定しています。

「憎しみは癌と同じ」

米メディアRecodeが入手した、Appleの従業員にあてたメールで、ティム・クックCEOは「皆さんと同じように、平等は私の信念であり大切なものです」「Appleの皆さんの多くが悲しみ、怒り、困惑していると聞いています」と語りかけています。
 
また、「憎しみは癌と同じで、放置すれば全てを破壊し、その痛みは数世代にわたって続きます。歴史は、そのことを繰り返しアメリカ、そして世界に教えています」と述べています。

「大統領の考えには反対します」

トランプ大統領が、白人至上主義団体と市民の衝突について「双方に責任がある」と発言したことについてクック氏は「左翼と右翼、保守とリベラルといった問題ではなく、人間の良識と倫理の問題です。私は、大統領が、白人至上主義やナチスを、人権のために立ち上がった人々と同等の責任があるという考えに反対します」と反対の立場を明言しています。
 
クックCEOはこれまでも、アメリカ第一主義を明言するトランプ大統領について「様々な事柄で見方が全くと言っていいほど異なる」と表明していたものの、ここまで明確に反対を明言したのは今回が初めてです。

人権団体への2.2億円の寄付、従業員の寄付をAppleが支援

また、クック氏はAppleが人権擁護団体Southern Poverty Law CenterとAnti-Defamation Leagueにそれぞれ100万ドル(約1.1億円)の寄付をすると発表したほか、9月30日までにその他の人権団体に対して従業員が寄付をする場合、Appleが支援する方針を明らかにしました。
 
メールは、クック氏が折に触れて引用するマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の言葉を引用したうえで「将来は明るいと信じて声をあげ続けましょう。Appleはポジティブな変化に重要な役割を果たすことができます」と結ばれています。

白人至上主義団体のApple Pay取り扱いを終了

クックCEOは今回の事件の直後から、自身のTwitterで発言しているほか、Appleは白人至上主義を支持するメッセージを含む商品を販売するWebサイトを「憎悪や差別の推進を禁じるガイドライン違反」としてApple Pay決済の取り扱いを終了しています。

 
 
Source:Recode
(hato)

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