高度10キロを飛ぶ飛行機から1キロ上を飛ぶ飛行機にAirDropで写真を送信

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    AppleのAirDrop機能を使って、航行中の飛行機からさらに上空を飛ぶ別の飛行機へと写真を送信する動画が、YouTubeで公開されています。
     
    【追記】記事公開後、動画は削除されています。

    1キロ上を飛ぶ飛行機にAirDropで写真を送信

    LouB747氏が、高度35,000フィート(約10キロ)を航行中の飛行機の操縦席から、自分の約1,000フィート上空、つまり高度36,000フィート(約11キロ)を航行中のシンガポール航空の飛行機と連絡を取り合い、AirDrop機能を使って写真を送信する様子を撮影した動画を公開しています。
     
    LouB747氏は相手と無線で連絡を取りつつ、iPhoneからAirDropで相手のiPhoneに写真を送信。シンガポール航空側は「We appreciate your airdrop(Airdropをありがとう)」と答えています。

    障害のない空だからこそ、の距離

    ここで湧いてくるのが、1キロも離れているのになぜAirDropが使えるのか、という疑問です。通常はせいぜい100メートルくらいが限界だからです。
     
    これについてAppleInsiderは、空気が薄く、障害物がない場所では、BluetoothやWi-Fiの通信可能な距離が違ってくるのではないか、と記しています。
     
    AppleInsiderは、LouB747氏または通信相手のシンガポール航空に、今回のAirDropでのやり取りについて直接確認はできなかったそうですが、元海軍のパイロットで現在は民間航空機のパイロットに聞いたところ、同じくらいの高度、同じくらいの離れた飛行機同士で、AirDropを使って何度も交信したことがある、という答えが返ってきたそうです。
     

     
     
    Source:YouTube via AppleInsider
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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