“Android生みの親”の次世代スマホEssential Phone、日本も発売か

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「Androidの父」ことアンディ・ルービン氏の開発した「Essential Phone」が、アメリカ以外に日本を含む複数国での販売が検討されていることが分かりました。Essential Phoneは、アクセサリーをマグネットで着脱できる画期的なデザインで注目を集めています。

日本でも販売を検討中!?高コスパなハイエンド端末

iPhone8やGalaxy S8に対抗できる端末として、鳴り物入りで登場したEssential Phoneですが、当初はアメリカのみの発売ではないか、とみられていました。しかし、新たにFinantial Timesが明らかにしたところによると、ヨーロッパ各国や日本でも展開が予定されているようです。すでにイギリスでは、複数の現地キャリアとの交渉が進められているのだとか。
 
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スペックは、CPUがQualcommのSnapdragon835、メモリが4GB、内蔵ストレージが128GB、カメラが1,300/800万画素、4kビデオ撮影可能、ワイヤレス充電機能搭載となっています。また、次世代スマートフォンであるための条件とも言える狭額縁ディスプレイを採用しているほか、マグネティック・コネクタで、360度カメラなどの外部アクセサリーを着脱できるなど、ユニークな仕様も特徴です。
 
十分にハイエンドモデルと言えるだけの内容ですが、価格は699ドル(約78,400円)と、かなりコストパフォーマンスに優れています。

元々はハードウェアで知られたルービン氏

andy rubin アンディ・ルービン
 
「iPodの父」として知られるトニー・ファデル氏が、実はiPhoneでも「父」と呼べるだけの中核を担っていたように、「Androidの父」として知られるアンディ・ルービン氏も、iPhoneが登場するはるか以前に、革命的なスマートフォン「Sidekick」を作っています(当時はスマートフォンという単語すら馴染みがありませんでしたが)。
 
BlackBerryのように、端末の半分を物理キーボードが占める端末が主流な時代にあって、端末からディスプレイ部分だけをスライドさせる構造を採用することで、大型ディスプレイを用いてインターネットに接続できる端末は、2000年代前半では画期的でした。
 

sidekick andy rubin アンディ・ルービン

 
その後彼はハードウェアではなく、Androidというソフトウェアで一世を風靡することとなりますが、Essential Phoneで、再び自身の原点に戻ってきたということなのでしょう。彼が「ミニ・スティーブ・ジョブズ」と評されるのは、決して風貌だけが理由ではないはずです。
 
 
Source:THE VERGE
Photo:Wikipedia,Flickr-Joi Ito
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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