Siriの利用者数が前年比16%減、ヘビーユーザーは意外な属性
Siriなどの音声アシスタントアプリ9種類の利用状況に関する調査結果を、アメリカのアプリ関連調査会社、Vertoが発表しました。Siriはユーザー数で最多ながら、利用者数が減少しています。最も音声アシスタントを使っているのは、意外な属性でした。
SiriやAlexaなど音声アシスタントの利用状況
調査は、アプリのSiri (Apple)をはじめ、Alexa (Amazon)、Cortana (Microsoft)、S Voice(Samsung)、Allo (Google)などの音声アシスタントアプリについて、2016年5月と2017年5月の利用状況を比較しています。
データは、調査に同意した回答者の端末上でのアプリの動作状態をモニタリングし、アンケート調査と統合する方式で行われています。
Siri、ユーザー数最多ながら前年比16%の減
2017年5月の月間ユニークユーザー数では、Siriが4,140万人で、2位のS Voiceの2,320万人に大きく差をつけてトップに立っています。しかし、Siriのユーザー数は2016年5月の4,870万人から760万人、約16%も減少しています。
また、1か月の期間中、同じアプリの利用を継続した比率を示すスティッキネスは21%から11%へとおよそ半分に低下しています。
音声アシスタントのヘビーユーザーは52歳女性!
意外なことに、音声アシスタントアプリ(AI Apps)は、年代別では45歳以上の年代で使われる傾向があります。性別では、男性より女性に利用者が多くなっています。
そして、ヘビーユーザーの属性は52歳の女性で、音声アシスタントを月に平均1.5時間使っている、ということが分かりました。
一般に、年配の女性は電子機器類の操作が苦手、というイメージを持たれがちですが、話しかけるだけで操作できるというSiriなど音声アシスタントの手軽さにより、端末の操作を手軽に感じているのかもしれません。