米Apple、iPhone下取りキャンペーンのアピール強化
米Appleが、iPhone6s以前のモデルや他社スマートフォンのユーザーを対象に、下取りキャンペーンを案内するメールの送付を開始しました。秋の「iPhone8」を前に、現行モデルの販売を刺激したい考えがあるとみられます。
iPhoneを買い替えると最大260ドルのキャッシュバック
米Appleが送信しているメールは、手持ちのiPhoneを下取りに出して新しいiPhoneに買い替えると、最大で260ドル(約29,000円)相当のApple Storeで使えるクレジットかギフトカードがもらえる下取りキャンペーンを案内するものです。
なお、260ドルで引き取ってもらえるのは、状態の良いiPhone6s Plusの場合で、モデルや状態によって下取り額が異なります。ただし、下取り額はiPhone買い取り業者のほうが高いようだ、と米メディアAppleInsiderは伝えています。
日本では最大32,000円の割引
本稿執筆時点で、日本のAppleはiPhoneの買い替えや他社製スマートフォン、ケータイの下取りで最大32,000円の割引またはギフトカードを提供するキャンペーンを実施しています。
「iPhone8」発売を前に販売刺激策
近年、iPhoneシリーズの販売は、新モデル発売直後の秋と、年末に向けてのホリデーシーズンに盛り上がり、春から夏にかけては低迷する、というパターンが繰り返されています。
Appleは例年、新モデルの発売前の季節にこうした下取りキャンペーンを展開して販売を刺激しています。
さらに今年は、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が5月に、次世代モデルに関する報道や期待が過熱気味のため、現行モデルの販売に影響が出ている、と語るほど「iPhone8」を待つユーザーが多くなっています。
Source:AppleInsider, Apple Japan
(hato)