10.5インチiPad Proの分解レポート、iFixitが公開!ストレージは東芝製

発売されたばかりの10.5インチiPad Proの分解レポートを、iFixitが公開しました。120Hzのリフレッシュレートに対応するProMotionディスプレイには、先代モデルの2倍となる4本のケーブルが接続されています。
ProMotionディスプレイに接続された4本のケーブル
10.5インチiPad Proの内部構造で、従来のiPad Proとの最も大きな違いは、ディスプレイから伸びる4本のケーブルです。
これは、120Hzの高いリフレッシュレートに対応するProMotiondeディスプレイが高速なデータ転送を必要とするためと考えられます。
バッテリ容量は9.7インチiPad Proから拡大
バッテリ容量は30.8Wh、8,134mAhです。先代12.9インチの38.8Wh、10,307mAhよりは小さいものの、9.7インチiPad Proの27.31Wh、7,306mAhを上回っています。
Wi-Fiモデルには空白を埋めるための新パーツ
分解に使用したはWi-Fiモデルでは、Wi-Fi+CellularモデルならLTEアンテナが入る部分の空きスペースに、プラスチックのブロック状のパーツが入れられています。
従来のiPad Proシリーズでは空白だった部分に入ったパーツについてiFixitは、ディスプレイの組み立て時に安定させるためだろう、と指摘しています。
ストレージは東芝製
その他、主要パーツは以下のとおりです。ストレージは、Appleも買収連合に参画している東芝製です。
- メモリ:Micron製の2GB×2枚で4GB
- ストレージ(64GB):東芝製
- NFCコントローラ:NXP製(iPhone7やApple Watch Series 2と同じ)
- タッチスクリーンコントローラ:Broadcom製×2点
修理しやすさは10点満点中2点
iFixitは、10.5インチiPad Proは本体内部の各パーツが接着剤で固定されていることから、修理の容易さは10点満点中2点と評価しています。
このスコアは、9.7インチiPad Proと同じで、2015年発売の12.9インチiPad Proより1点低くなっています。
Source:iFixit
(hato)