
長らく謎に包まれていた、「Androidの父」ことアンディ・ルービン氏によるスマートフォンの全貌が明らかになりました。Essential Phoneと名付けられた端末は、ベゼルレスに近いディスプレイを採用しているほか、素材にはチタンやセラミックが用いられるなど、一般的なスマートフォンとは異なる点も少なくありません。
iPhone8やGalaxy S8に対抗できる内容
5月30日、Androidの生みの親として知られるアンディ・ルービン氏が開発したスマートフォンEssential Phoneが公式に発表されました。
以前に公開された画像からも分かっていたとおり、Xiaomi MIXのような3辺狭額縁のベゼルレスに近いデザインが採用されています。
スペックは、CPUがQualcommのSnapdragon835、メモリが4GB、内蔵ストレージが128GB、カメラが1,300/800万画素、4kビデオ撮影可能、ワイヤレス充電機能搭載と、かなりの高性能です。
しかし、何と言っても注目を集めるのは、マグネティック・コネクタでアクセサリーをワイヤレス接続できる点でしょう。3.5mmイヤホンジャックは搭載されていませんが、ニュースサイトTHE VERGEは、他のオーディオアクセサリーが、このマグネティック・コネクタで接続できるようになるのではないか、と期待を込めています。公式サイトでは早速、同時発売される360度カメラを使って撮影した動画が紹介されています。
また、スマートフォンには珍しく、素材にチタンやセラミックを使っているのも特徴です。iPhoneなどに用いられるアルミニウムと違って、チタンで出来たフレームは落下しても傷つきにくい性質を持っています。
価格は699ドル(約7万7,000円)となっており、まずはアメリカで発売が開始される見込みです。iPhone8やGalaxy S8といった有力なライバルも十分視野に入る、Androidを代表するフラッグシップモデルとなるのは確実でしょう。
Source:Essential Phone,
THE VERGE
(kihachi)