au、ドコモ対抗の新料金プラン示唆 田中社長「もう少しお待ちを」
KDDIは5月30日、auの2017年夏モデル発表会を開催しました。この発表会の質疑応答中に、先日NTTドコモが発表した新料金プラン「docomo with」への対抗となる料金プランを予定していることを明かしました。
新プランの内容や提供開始時期は不明
大手キャリアが行っている端末代金への割引補助制度は、最大2年を上限となっています。そこでドコモは5月24日、2年の上限を設けずずっと月額料金を1,500円引きとする新料金プラン「docomo with」を発表し、6月1日より提供開始を予定しています。
「docomo with」では15年利用の代表回線でシェアパック5、シンプルプラン利用、ずっとドコモ割などの割引と併用すると、1人あたり平均2,013円となる計算です。KDDIやソフトバンクのようにサブブランド(UQ mobile、Y!mobile)を持たず、格安SIMへの転出にあえぐドコモは、このプランでユーザーを囲い込む狙いとみられます。
ドコモに対抗する新料金プランを準備していると思われる通信キャリア各社ですが、30日のKDDI発表会ではauの新プラン発表はありませんでした。しかし複数のメディアによると、発表会の質疑応答時、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏は記者からの質問に答える形で「料金では久々にauもガツンと行こうかな。(正式発表は)もう少しお待ち下さい」と、新プランを予定していることを示唆しました。
田中氏はまた、新プランを検討していることは「言うなと言われていたが言ってしまった」と明かし、発表会終了後の囲み取材で相次いだ新プランについての質問には「ノーコメント」。新プランの内容や提供開始時期などは現時点では明らかになっていませんが、近日発表されるものと思われます。
なおauはこの発表会で、2017年夏モデルとしてフィーチャーフォンを含む9機種と、家庭向けIoT製品「au HOME」、VR製品などを発表しました。
Source:Business Insider, ASCII
(asm)