初代Apple Iの価格は40年で1,800倍も上昇している

オークション apple Ⅰ

Apple I オークション
 
正常に動作するApple Ⅰは世界に8台しかないと言われています。オークションに登場するたび、数千万円の価格で落札されることはざらで、過去には1億円近くで取り引きされたこともあります。そんなApple Ⅰも当初は500ドル(約5万5,000円、後に666.66ドルで発売)でした。

40年近くで1,810倍にも価格が上昇

オンラインオークションを手がけるLiveAuctioneersの調査によると、1976年に発売されたApple Ⅰの価格は、40年近くで1,810倍にも上昇しています。以下は価格の推移を示したチャートです。
 
オークション apple Ⅰ
 
Apple Ⅱが1,298ドル(約14万3,000円)で発売された時点で、Apple Ⅰの生産は停止されました。Apple Ⅰは1976年に200台が製造され、販売されたのが175台と言われているので、この時点では誰もこんな価格上昇を予想だにしなかったに違いありません。
 
しかし、年を追うごとに骨董品としての価値が次第に目立ち始め、2012年にはサザビーズの手がけるオークションで、374,500ドル(約4,120万円)の値で落札されています。その後も毎年のように価格は上昇を続け、分かっているだけでも、2013年には668,000ドル(約7,350万円)、2014年には905,000ドル(約9,950万円)で取り引きされています。
 
そして2017年、世界に8台しかない完動品のうちの1つが、ドイツで5月20日にオークションへかけられます。最低でも25万ポンド(約3,670万円)の値がつくと言われていますが、一体どれだけの価格で落札されることになるのでしょうか。
 
 
Source:Mac Observer
Photo:YouTube
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次