iOSアプリの売上、2017年にAndroidアプリに抜かれる!?

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現在、アプリ市場の売上高はiOSアプリが過半数を占めていますが、2017年にはAndroidアプリの売上高がiOSアプリを逆転する、との予測をアプリ関連調査機関のApp Annieが発表しました。

2017年、AndroidアプリDL数が大きく伸びる!?

2016年のダウンロード数は、iOSが290億、Google Playが630億、スマートフォンメーカーが独自に用意するアプリストアのようなサードパーティが450億でした。合計すると、2016年に1,370億のアプリがダウンロードされていることになります。
 
App Annie 2016レポート
 
App Annieは、2017年にはiOSは300億とほぼ横ばいなのに対し、Google Playは1,140億、サードパーティが700億とAndroid勢の大きな伸びを予測しています。そして2021年には、iOSが420億、Google Playは1,960億、サードパーティが1,040億と、Androidの伸びが大きいのが目立ちます。
 
これは、インド、メキシコ、ブラジル、インドネシアといった急成長中の国々でスマートフォンの販売が伸びると考えられるためです。

アプリ市場規模、2016年は約6.8兆円!

アプリの売上高を見ると、2016年はiOSが340億ドル(約3兆8,000億円)、Google Playが170億ドル(約1兆9,000億円)、サードパーティが100億ドル(約1兆1,000億円)と、iOSアプリの売上が全体の55%を占めています。3つを合計した市場規模は610億ドル(約6兆8,000億円)です。
 
App Annie 2016レポート
 
2017年のアプリ売上高は、iOSが400億ドル(約4兆4,500億円)、Google Playが210億ドル(約2兆4,000億円)、サードパーティが200億ドル(約2兆2,300億円)と、Google Playとサードパーティを合計したAndroid勢の売上がiOSを上回ります。なお、2017年の推計アプリ市場規模は810億ドル(約9兆円)にのぼります。
 
2021年には、iOSが600億ドル(約6兆7,000億円)、Google Playが420億ドル(約4兆7,000億円)、サードパーティが360億ドル(約4兆円)と、それぞれ成長すると予測されています。合計した市場規模は1,380億ドル(約15兆4,000億円)と、2016年の約2.3倍の規模となる予測です。

 
 
Source:App Annie
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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