「無料」で釣るのはダメ〜App Storeアプリ名に価格情報を入れるのが禁止に

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    Appleが、iOS App StoreおよびMac App Storeで配布されるアプリ名に、「無料」などの価格情報を入れるのを禁じたことがわかりました。

    2月頃から受け入れを却下

    VentureBeatによれば、AppleのiTunes Connectサービスでは今年2月頃から、提出されたアプリのメタデータに価格情報が含まれている場合、受け入れを却下しているようです。
     
    今回のポリシーの変更は、無料であることを「売り」にするために、アプリ名やアイコンなどに「Free(無料)」の文字を入れる開発者があとを絶たないためと見られています。

    「無料」といれるとエラーメッセージが表示

    Appleは以前から、開発者向けガイドやApp Store製品ページで、こうした行為を行わないよう注意を促してきましたが、今回さらに一歩踏み込んだ模様です。現時点でアプリに「無料」の文字を入れて提出すると、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
     

    App Storeのあなたのアプリの名称、アイコン、スクリーンショットまたはプレビューには価格に関する情報が含まれており、これらはメタデータの一部として認められません。
     
    アプリが無料または割引されるなどの情報を含む、アプリの価格に関する一切の情報を、アプリの名称から削除してください。アプリの価格の変更について宣伝したい場合は、アプリの説明の部分にその情報を含めるのが適切です。アプリ価格はiTunes Connectの「Pricing and Availability(価格と販売状況)」で変更可能です。

     
    現在すでにApp Storeにあるアプリについては、名称などに「無料」と入っていても変更は要求されませんが、アップデートの際にはこれらの情報の削除が必要となります。
     
     
    Source:VentureBeat
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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