MS、iPhone用音声アシスタントCortanaを改良、Siriに対抗

Microsoftが、同社のパーソナルアシスタントCortanaのiPhone版をアップデート、10日にリリースしました。
UI一新でより使いやすく
ご存知のとおり、iPhoneは最初からSiriを搭載しています。Cortanaは今回、使い勝手をよくすることによって、Siriの補佐、あるいは代替となることを目的としているようです。
最新版であるバージョン2.0.0では、より使いやすさを追求してユーザーインターフェース(UI)を一新、電話やSMSメッセージ、リマインダー機能が改良されました。
回答がフルページ表示に
パソコンでリマインダーを作成しておくと、CortanaがiPhoneでリマインドしてくれます。また画面全体に1日のリマインダーが表示されるので、ひと目で確認することができます。
もう1点大きく変わったのが、質問をしたときの回答がSiriと同じようにフルページ表示されるようになったことです。暇なときにはちょっとしたジョークも言ってくれるようです。
Windows 10使用なら便利
AppleはiPhone用Cortanaが、Cortanaアプリ以外の場所では起動しないよう制限しているため、ほかの多くのiOSサービスと連携した利用ができません。そのためSiriを使わずにわざわざCortanaを使うというユーザーは少数派かも知れません。
しかしCortanaが統合されているWindows 10搭載パソコンを使っているなら、iPhone用Cortanaは便利な存在になるでしょう。
多言語対応という面では、CortanaはSiriにかなりの遅れを取っています。Siriが21言語に対応しているのに対し、Cortanaが対応するのは8言語となっています。
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(lunatic)