Intel、第7世代Core「Kaby Lake」発表、次期Macにも搭載

Navin Shenoy, Intel corporate vice president and general manager for its Client Computing Group, holds a 7th Gen Intel Core processor. 7th Gen Intel Core processors deliver richer experiences, incredible performance and responsiveness, and true ultra HD 4K entertainment in stunning new devices. (Credit: Intel Corporation)

Navin Shenoy, Intel corporate vice president and general manager for its Client Computing Group, holds a 7th Gen Intel Core processor. 7th Gen Intel Core processors deliver richer experiences, incredible performance and responsiveness, and true ultra HD 4K entertainment in stunning new devices. (Credit: Intel Corporation)
 
Intelが米ラスベガスで開催中の展示会コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)において、「Kaby Lake」の開発コード名で知られる第7世代Coreプロセッサの新製品を発表しました。

14nm+プロセスで高性能・低消費電力を実現

今回Intelがラインアップに追加したのは、高性能ノートPCやデスクトップPCへの搭載を目的としたプロセッサで、デスクトップPC向けの「Sシリーズ」、ノートPC向けの「Hシリーズ」、グラフィックス機能をIris PlusにしたモバイルノートPC向けの「Uシリーズ」、薄型ノートPC向け「Yシリーズ」などが含まれます。

 
これらは将来的にはAppleのMacへの搭載も見込まれています。
 
第7世代Coreプロセッサの最大の特徴は、第6世代Core(開発コード名Skylake)の14nmプロセスを改良した「14nm+」プロセスで製造されている点です。これにより、従来プロセッサよりも高い性能と、低い消費電力を実現している、とIntelは主張しています。

将来のMacに搭載

米メディアMacRumorsは、今回発表されたプロセッサの中では、Uシリーズの28W版が次期13インチMacBook Proに搭載される可能性がある、と指摘しています。また同じプロセッサがMac mini(もしアップデートされるとしたら、ですが)にも搭載されるかも知れないとしています。
 
そして次期15インチMacBook Proには45WのHシリーズが搭載される可能性があります。エントリーレベルには7700HQ、ミッドレンジには7820HQ、ハイエンドには7920HQが適している、とMacRumorsは述べています。

春には新iMacが登場か

27インチiMacについてはいくつか候補が考えられますが、現行のSkylakeをそのままアップデートするなら、Sシリーズ(7500/7600/7700K)が妥当でしょう。
 
21.5インチiMacのアップグレードに適したKaby Lakeが存在しないため、2017年リリースが見込まれる21.5インチiMacはKaby Lakeではなく、Skylakeを採用する可能性があるというのがMacRumorsの予測です。
 
2015年10月以降新製品の出ていないiMacは、USB-Cポートを搭載して今春アップデートされるとの情報が浮上しています。また秋には次期MacBook Proが登場するとの噂もあり、これらはKaby Lakeを搭載する可能性があります。
 
 
Source:Intel,MacRumors
Photo:Intel
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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