待ち受け時間は約38日!大容量バッテリー持つスマホ「M2017」登場
バッテリー容量が7,000mAhもあることで話題のスマートフォン、Ginoee「M2017」の詳細が明らかとなりました。
待ち受け時間は驚異の915時間
スマートフォンメーカー各社が端末の軽量化・薄型化を推し進めるなかにあって、内部で大きな容積を占めているバッテリーは、いの一番に犠牲となりがちです。もちろんAppleを筆頭に、技術の進歩によって容量を抑えながらも駆動時間を維持することに成功してはいますが、数日も充電なしで持つようなスマートフォンのリリースは開発段階で却下されてしまうのが現状です。
しかし、そこにきてGinoeeのM2017は、7,000mAh(3,500mAh×2)という大容量バッテリーを武器に、待ち受け時間で915時間(約38日間)を実現しています。iPhone7が最大384時間(約16日間)であることを思えば、いかに駆動時間が優れているかが分かるというものでしょう。その他のスペックは以下のとおりとなっています。
デュアルカメラまで搭載!
機種名 | M2017 | iPhone7 Plus |
---|---|---|
重量 | 238g | 188g |
電池容量 | 7,000mAh | 2,900mAh |
メモリ | ROM 128GB / RAM 6GB | ROM 32/128/256GB / RAM 3GB |
CPU | Qualcomm Snapdragon 653 | Apple A10 Fusion |
ディスプレイ | 5.7インチ (1,440 x 2,560:515ppi) |
5.5インチ (1,080 x 1,920:401ppi) |
カメラ | メイン:1,200万+130画素 (デュアルカメラ) イン:800万画素 |
メイン:1,200万+1,200万画素 (デュアルカメラ) イン:700万画素 |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
155.2 x 77.6 x 7.4mm | 158.2 x 77.9 x 7.3mm |
その他 | 指紋認証 Quick Charge3.0 |
指紋認証 (Touch ID) |
価格 | 6,999元(約118,300円)~ | 32GB:85,800円 128GB:96,800円 256GB:107,800円 |
iPhone7 Plusとサイズは変わらず
特長としては、大容量バッテリーを搭載していながら、端末自体のサイズはiPhone7 Plusとほぼ差がない点でしょう(重量はM2017が50g重い)。また、サイズに差がないのに、M2017はディスプレイサイズが5.7インチとなっていることから、端末におけるディスプレイの専有面積がiPhone7 Plusの5.5インチより大きいことも挙げられます。
ただし、Snapdragon 653が搭載されていることから、ゲームやアプリの処理能力はミッドレンジクラスです。もっとも、高性能にすればそれだけ電力消費スピードが速まるため、バッテリーの持ちをテーマにしているM2017にとっては、ハイエンドCPUなどは「蛇足」と言えるかもしれません。
また、これまでにスマートフォンユーザーを対象として行われたアンケートでは、ほとんどのユーザーが端末の薄さよりもバッテリーの持ち時間を重視すると回答していることから、発売される中国内でM2017が消費者のニーズを一定数掴む公算は大きそうです。
Source:9to5Google,GSMArena
(kihachi)