Nokia、SiriやiPhoneの形状も「特許侵害」と主張
フィンランドNokiaがAppleを特許侵害で訴えている件で、提訴内容にはSiriやiPhoneの形状までもが含まれていることがわかりました。
Appleの特許侵害を訴えるNokiaに対し、Nokiaが違法な特許移譲で過度なライセンス料を得ようとしていると抗議するAppleと、すでに泥沼化の様相を呈している両社の争いですが、Nokiaが主張する特許侵害のなかに、Siriや「iPhoneを探す」の機能、QualcommのRF(高周波)部品、iPhoneの形状やカメラの穴の部分の形までもが含まれている、とPatently Appleが報じています。
携帯電話で通話する行為が特許侵害
Nokiaは、iPhone6sに使用されているQualcommのRF部品が、同社の所有する「’247特許」を侵害しているとしています。さらに「Appleが提供しているマニュアルは、携帯電話で通話をするなど、’247特許を侵害するような方法で、’247特許違反の製品を用いた’247特許違反の製品を使用するよう、ユーザーに指示している」と、読むだけで頭が混乱するような主張をしているようです。
文章はやたらと込み入っているのですが、要するに、携帯電話で通話するという行為そのものが特許侵害だ、という意味のようです。
iPhoneの形状とカメラの穴も特許違反
その他にも、Siriや「iPhoneを探す」の機能がLucent Technologyの特許を侵害している、さらにはiOS10もNokiaの特許を侵害していると主張しているほか、iPhoneの形状と背面にあるカメラの穴の形も、特許侵害だと訴えています。
お時間のある方はPatently Appleで、Nokiaが主張する特許侵害の数々を参照してください。
Source:Patently Apple
(lunatic)