トルコ政府、ロシア大使暗殺でAppleにiPhone4sのロック解除要請か

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    現地時間12月19日夜、ロシアの駐トルコ大使がトルコの首都アンカラで警官に暗殺された事件で、容疑者の所有していたiPhone4sのロック解除を、トルコ政府がAppleに要請していることがわかりました。

    容疑者はiPhone4sを所有

    ロシア大使アンドレイ・カルロフ氏は、アンカラで開催された写真展でスピーチを行っていたところ、メブリュト・メルト・アルトゥンタシュ容疑者(22)によって射殺されました。同容疑者はその場でトルコの治安部隊によって射殺されています。
     
    容疑者の所有していたiPhone4sが警察によって押収され、現在テロ組織との関連性を調査するため、ロックを解除する試みがなされているようです。
     
    現時点ではまだロックは解除されておらず、ロシア政府がトルコ警察に支援を申し出ている、と報じられています。またトルコ政府は、Appleにも支援を求めた模様です。

    ロック解除はそれほど困難ではない?

    しかしカリフォルニア州サンバナディーノ郡で起きた銃撃事件の犯人が所有していたiPhone5cのロック解除要請を、Appleが最後まで拒否し、最終的にFBIは外部に依頼して解除したことを考えると、今回の事件でもAppleがロック解除に協力するとは考えられません。
     
    当該のiPhone4sには4桁のパスコードがかかっていたとされています。BGRは、iPhone4sはiOS9が動作可能ではあるものの、iOS7以降のiOSをインストールすると動作速度が極端に遅くなるため、古いバージョンをそのまま搭載しているユーザーが多い、と指摘しています。つまり今回の一件については、ロック解除はそれほど難しくない可能性が高い、と推察しています。
     
     
    Source:Mac Reports via BGR
    Photo:Pixabay
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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