声で点灯や温度調整などが可能に〜ベガスのWynnホテルが導入

Wynn Amazon Echo

Wynn Amazon Echo
 
米ラスベガスのWynn Resortホテルが、12月から人工知能スピーカーAmazon Echoを各部屋に導入、音声でエアコンの温度調整をしたり、照明をつけたり、テレビのチャンネルを変えたりといったことが可能になることがわかりました。

12月よりスイートルームで導入開始

Wynn Resortのスティーブ・ウィン最高経営責任者(CEO)によれば、Amazon Echoの導入は12月からまずスイートルームでスタートし、2017年夏までには4,748室すべてに導入するとのことです。
 
Echoは「Alexa」という呼びかけで起動し、音楽の再生やポッドキャストのストリーミング、アラームの設定、オーディオブックの朗読、天気予報や交通情報、ニュースの読み上げ、質問への回答などを行ないます。
 
また対応するスマート家電であれば、照明のオンオフ、エアコンの温度調整、ブラインドの開閉、テレビのコントロールなどを、Echoをハブとしてすべて音声で実行することが可能です。そしてEchoは、使えば使うほど学習し、賢くなっていきます。

ホテルでスマートホーム体験

現時点ではWynnでどのスマート家電をインストールしているかは明かされていません。たとえば照明であればPhilipsやLIFX、温度計ならNestやEcobeeなどがEchoに対応しています。
 
CNETによれば、Wynnホテルは現在、室内のさまざまなシステムをリンクさせるため、サービスプロバイダなどと協力してシステムの構築を進めています。Wynn独自の技術も追加されるとしているので、Amazonとの提携により、Wynn向けにカスタマイズしたシステムを開発していると思われます。
 
夏にWynnに宿泊する方は、音声でさまざまな家電をコントロールするスマートホームも体験できることになりそうです。
 

 
 
Source:CNET
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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