Apple、決済アプリSamsung Pay MiniのApp Store登録を却下
Appleが、Samsungのモバイル決済用アプリ「Samsung Pay Mini」を、App Storeに登録することを拒否したようです。
Appleから登録拒否の通知
ET Newsが金融およびIT業界筋から入手した情報によると、「Samsung Pay Mini」はオンライン決済専用のモバイルアプリで、Samsungは来年1月のリリースを予定しています。
SamsungはiPhoneでも同アプリが使えるようにするため、App Storeへの登録を申請したものの、Appleから登録拒否の通知を受け取ったとのことです。
登録却下の理由は不明
Google Playへの登録が比較的簡単で数時間で済んでしまうのに対し、AppleのApp Storeの審査は厳しく、通常約1週間かかることが知られています。今回のApp Store登録却下についてSamsungは、アプリに問題があったというよりも、Apple独自の決済システムであるApple Payとの競合を回避するためではないか、とET Newsに語っているようです。
Samsungはアプリ登録の再申請はせず、Android端末向けアプリのみに集中するとしています。
ただし、AppleがSamsung Pay Miniアプリの登録を却下した理由はわかっていません。またITに詳しい弁護士は、特に理由なく登録を拒否した場合、公正取引法に違反する、と指摘しています。
Samsungは2015年8月にSamsung Payを韓国で導入、現在米国、中国、スペイン、シンガポール、オーストラリア、プエルトリコ、ブラジル、ロシア、タイ、カナダ、マレーシアで提供しています。Samsung Pay Miniは端末の種類を問わずSamsung Payを利用可能とすることを目的としていますが、オンラインでの決済にのみ、使うことができます。
Source:ET News via Cult of Mac
Photo:Samsung
(lunatic)