KDDI、元NEC系ISPビッグローブ買収を発表!富士通系のニフティとも交渉中?

    KDDI ビッグローブ

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    KDDIは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のビッグローブの全株式を取得し、子会社化したと発表しました。買収額は総額800億円です。

    買収により通信・決済・物販のシナジー効果目指す

    KDDIは、ビッグローブの買収による相乗効果で、双方の顧客基盤や事業ノウハウを活用し、通信に加えて「au WALLET」「au WALLET Market」といった決済・物販事業の拡大をめざす、と発表しています。
     
    ビッグローブは、買収後も同社のサービスやキャンペーンは従来と同様に利用可能としています。

    NECのパソコンサービスにルーツを持つBIGLOBE

    ビッグローブは、1986年にNECのパソコン通信サービス「PC-CAN」提供にはじまり、NECのISPとして親しまれ、2014年にNECグループから独立し、現在の社名に変更していました。
     
    現在、200万人以上の会員を抱え、「BIGLOBEスマホ」のモバイル事業には約40万人の利用者がいます。
     
    KDDIは2016年9月末時点で、auのモバイル事業で3,858万契約、「auひかり」などの固定通信事業で904万件の契約を持ちます。

    KDDI、富士通系ISPのニフティとも買収交渉か

    なお、産経新聞等の報道によると、KDDIはニフティとも買収交渉を行っているとみられます。もし、KDDIがビッグローブに加え、富士通系のニフティも買収した場合、かつて日本国内でパソコンシェア上位だったNECと富士通系ISP2社を、KDDIが傘下に収めることとなります。
     
     
    Source:KDDI, ビッグローブ, 産経新聞
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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