次世代Apple Watchに専念?Apple副社長が役員一覧ページから消える!

ファッション業界で華々しいキャリアを持つAppleの副社長が、役員一覧ページから消えました。ティム・クック最高経営責任者(CEO)直属から、Apple Watch担当副社長の配下に異動した模様です。
ファッション業界で華麗なキャリア持っていた副社長
Appleの役員一覧ページから消えたのは、「スペシャルプロジェクト担当副社長」という謎めいた職名でティム・クックCEO直属のポジションに就いていたポール・デヌーブ氏です。
デヌーブ氏は、1990年にAppleに入社後ヨーロッパでの販売・マーケティングを担当し1997年に退社、その後高級ファッションブランドのCourreges、Nina Ricci、Lanvinを経てYves Saint LaurenのCEOとなり、2013年にAppleに返り咲いていました。
同氏はその後、Apple Watch開発に取り組んでいたとみられています。
Apple Watch担当副社長の配下へと異動
デヌーブ氏が役員一覧から消えたことで、同氏がAppleを去ったのではないか、との憶測も流れましたが、Financial Times紙のコラムニストであるティム・ブラッドショー氏は「Appleによると、デヌーブ氏はまだ在職している。しかし、ティム・クックCEOではなくApple Watch担当のジェフ・ウィリアムズ副社長の配下にいるそうだ」とTwitterで明かしています。
Apple says that Paul Deneve is still at the company but now reports to Jeff Williams, who runs Watch, rather than directly to Tim Cook. ? https://t.co/TbZTaBBlFZ
— Tim Bradshaw (@tim) 2016年12月3日
次世代Apple Watch開発に専念?
一見すると降格人事のようにも見えるデヌーブ氏の処遇ですが、2018年に発売される可能性のある、次世代Apple Watchの開発に専念している可能性もあります。
Appleは米食品医薬品局(FDA)と緊密なやり取りをしながら、次世代Apple Watchのヘルスケア機能の高度化に取り組んでいると見られるほか、ラウンドフェイスデザインの特許も申請しています。
Source:9to5Mac, AppleInsider
(hato)