いじめにつながる!学校でのiPad利用を減らすよう英大臣が要請

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学校における過度なiPadの利用が児童間のいじめにつながっているとして、利用を減らすようイギリスの子ども・家族担当大臣が訴えています。

タブレットの過度な利用がいじめを生んでいる

英メディアThe Telegraphによると、エドワード・ティンプソン子ども・家族担当大臣は貴族院通信委員会において、多くの学校がiPadやタブレットの利用を推奨しているが、その利用頻度があまりにも多く、またいじめやハラスメントに悪用されているケースが多々見られると主張しました。
 
同大臣は、学校側は「テクノロジー・バランス」を取り、教師は生徒たちときちんと向き合うことによって、生徒たちがタブレットを巡り争うような事態が起きないようにして欲しい、と訴えています。
 
イギリスでの調査によれば、同国のティーンエイジャーの90%以上が携帯電話を所有しています。しかしLondon School of Economicsによると、携帯電話の持ち込みを禁じた学校では禁止前と比べ、テストの点数が平均で6%伸びたという調査結果があるとのことです。

大臣の発言、気になるその影響は

Appleは以前から、アメリカにおいては学校が一定台数以上を購入した場合に割引を適用、低コストの管理サービスを提供するなど、教育市場に力を入れています。今年3月には、教師が生徒たちと緊密に連絡を取り、学習状況を把握するためのClassroomアプリもリリースしています。
 
今回のイギリスの大臣の発言が、即座に何らかの規制につながるとは思えませんが、学校におけるiPadなどの使用にどのような影響を与えるのかが気になります。
 
 
Source:The Telegraph via AppleInsider
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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