「時が止まっているようだ」廃墟と化したApple製品のストアが話題に
かつてクウェートに存在し、現在は廃墟と化したApple製品専門店の写真が、前時代的としてネット上で注目を集めています。
何もかもが懐かしい
撮影された時期は2005年と、今から11年も前です。モノトーンを基調とした現在のAppleと異なり、20世紀の同社は虹色を多用していました。
そこかしこで目につく「Think Different」は、スティーブ・ジョブズ氏が復帰した1997年、同社が広告キャンペーンで大々的に用いたスローガンです。貼ってあるポスターにもみられる、パブロ・ピカソやマーサ・グレアムなどの「天才たち」をフィーチャーした当時のCMは、その斬新さから大きな話題となりました。
「高校に通っていた頃、この店の前を通ったものだ」と感慨深げに語るのは撮影した人物です。
展示されているMacは本当にかっこ良くみえて、買ってくれと両親にいつもせがんでいた。結局叶うことはなかったが。驚くことに、その頃から店はまったく変わっていない。外から眺めると不気味ですらある。まるで、この店が別の時間軸に存在しているようだ。
画像が公開された当時も大きな話題を集めたようで、撮影者のブログには1995年に同店で働いていたとする人物がコメントを書き込んでいます。
1995年頃にこのショップで働いていたんだ。当時と変わらないよ。メリディアンホテルのちょうど真向かいにあったんだ。1Fには高級なデザイナーショップが沢山入っていたなあ。
残念ながら、現在この廃墟は存在せず、ビルも新築されたようです。クウェートに今のところ、公式のApple Storeは存在しません。
Source:MISKAN,iPhone in Canada
(kihachi)