Twitterが6秒動画アプリのVineを終了。社内改編のため

Twitterが2012年に買収した動画サービス「Vine」のモバイル版アプリの提供を終了することをVineの公式ブログで明かしました。Vineはブログに、「詳細についてはブログや公式Twitterアカウントで共有する」とし、「何か変更がある場合はアプリで通知する」と綴っています。
6秒動画として人気を集めたVine
Vineは2013年からTwitterの公式動画アプリとして提供されていました。6秒間の動画をループ再生する仕様が中高生を中心に人気を集め、YouTuberならぬVinerと呼ばれる有名ユーザーも誕生しました。
アプリやWebサイトは当面これまで通り運営され、すでにアップロードされた動画の閲覧やダウンロードも可能ということです。ただし、モバイル版アプリの提供終了後は新しい動画をアップロードすることはできなくなります。
TechCrunchによると、Vineはある時点では2億人のアクティブユーザーを抱えていましたが、最近数ヶ月は人気が低迷していました。
サービス終了の理由は社内改編
日本語版Twitterの公式アカウントは、終了の理由について「社内改編」のためとしています。
Vineをご利用くださっている皆さまへ
日本でも多くの方々にご利用いただいているVineですが、今回の社内改編にともない、数カ月後に提供を終了いたします。現在のご利用もこれまでの作品にも影響はありません。今後、追ってご案内させてください。 https://t.co/AYO1YPaMlZ— TwitterJP (@TwitterJP) 2016年10月27日
経営不振に苦しむTwitterは9月から身売り交渉を進めてきましたが、結局は売却先候補が全て辞退してしまう結果に終わりました。先日は人員削減として従業員の8%を解雇する方針を固めており、Vineのサービス終了もその一環かもしれません。
Vineの創業者の一人であるRus Yusupov氏はTwitterで「会社を売るな!」とツイートし、この決定に抗議しています。
Don’t sell your company!
— Rus (@rus) 2016年10月27日
Source:Medium
(nanakaba.n)