初代iPod発表から15周年!記憶に残るモデルを振り返る!

iPod (first generation) 2001

iPod (first generation) 2001

15年前、現地時間2001年10月23日(日本では10月24日)は、故スティーブ・ジョブズ氏が初代iPodを発表した日でした。私たちと音楽の関わりを変えたプレーヤーの15周年を振り返ってみましょう。

私たちの音楽とのかかわりを変えたiPod誕生から15周年!

iPodは、最初のMP3音楽プレーヤーではありませんが、カセットプレーヤーを外に持ち出すことを提案した「ウォークマン」のように、商品名がカテゴリを表す代名詞のような存在となりました。
 
その影響力は大きく、米TIME誌が「最も影響力のあったガジェット50選」の9位に選出しています。
 
The Vergeが、iPod誕生15周年の歴史に名を刻んだ主要モデルを画像で振り返っているので、ご紹介します。

初代iPod (2001年)

iPod (first generation) 2001

初代iPodは、5GBのハードディスクを持ち、399ドル(現在のレートで約4万円)で発売されました。物理的に動かして操作するスクロールホイールを持っていました。
 
次の世代のモデルで、スクロールホイールはタッチ式に変更されました。そして、Windowsをサポートしたのをきっかけに世界的ヒットを呼びます。

 

第三世代iPod (2003年)

iPod (third generation) 2003

大幅なデザイン変更が行われ、iPodの象徴であるホイールの上にタッチ式のボタンが4つ配置されました。
 
Apple独自規格の30ピンコネクタが導入され、2012年にLightningコネクタにとってかわられるまで、採用され続けました。

 

iPod Mini (2004年)

iPod Mini 2004

小型・薄型でポップなからバリエーションを持ち、兄貴分のiPodより小さい4GBと6GBのストレージ容量をもつiPod miniは、その後のiPodシリーズの象徴となるクリックホイールを導入した最初のモデルでもありました。

 

第4世代iPod (2004年)

iPod (fourth generation) 2004

白のプラスチックの本体とグレーのクリックホイールを組み合わせた、多くの人が「iPod」の名前で思い浮かべるモデルです。当初、ディスプレイは白黒のみでしたが、iPod Photoとしてカラーモデルも登場しました。

 

iPod (U2 Edition) (2004年)

iPod (U2 Edition) 2004

限定カラーと背面にレーザーエッチングでメンバーのサインが刻まれたU2モデルのiPodは注目を集めました。U2のボーカル、ボノ氏はスティーブ・ジョブズ氏と親交が深かったことでも知られています。

 

初代iPod Shuffle (2005年)

iPod Shuffle (first generation) 2004

本体下部のキャップを外すと、そのままUSB端子に挿し込めるUSBメモリーのようなデザインの初代iPod Shuffleは、記憶媒体にハードディスクではなくフラッシュメモリを採用した最初のiPodでした。
 
低価格モデルとして発売されたiPod Shuffleは、今も後継モデルが販売されています。

 

初代iPod Nano (2005年)

iPod Nano (first generation) 2005

初代iPod nanoは、わずか6.9mmという薄さが注目を集めました。発売当初、本体色はホワイトとブラックのみでしたが、約半年後に発売された後継モデルで、豊富なカラーバリエーションが追加されました。

 

第5世代iPod (2005年)

iPod (fifth generation) 2005

本体幅を拡大したiPodは、ディスプレイを大型化し、動画の再生に注力したモデルでした。iPod用コンテンツとして、テレビ番組やミュージックビデオ、映画などがiTunes Storeで販売されました。
 
また、フルサイズのiPodとしては初めて、本体色にブラックが追加されたモデルでもありました。

 

初代iPod Touch (2007年)

iPod Touch (first generation) 2007

初代iPhoneの発売から数か月後、初めてiOSを搭載したiPodシリーズとして発表されました。iPhoneから携帯電話機能を取り除いた、インターネットが使えるモデルとして注目を集めました。

 

iPod Classic (2007年)

iPod Classic 2007

オリジナルiPod最後のモデルとなったiPod Classicは、本体前面パネルがプラスチックからアルミに変更され、シリーズ最大となる160GBのハードディスク容量を誇りました。
 
2014年9月、「部品調達が困難になった」という理由で販売が終了されました。

 

第5世代iPod Nano (2009年)

iPod Nano (fifth generation) 2009

第5世代iPod Nanoでは、動画撮影用カメラとスピーカー、FMチューナー機能が搭載されました。
 

第4世代iPod Touch (2010年)

iPod Touch (fourth Generation) 2010

iPhoneよりも薄型化した本体に、パワフルな処理性能を詰め込んだ第4世代iPod Touchには、高精細なRetinaディスプレイが盛り込まれたほか、FaceTime通話に使えるフロントカメラが追加されました。

 

第4世代iPod Shuffle (2010年)

iPod Shuffle (fourth generation) 2010

第2世代で採用されたクリップで衣類に簡単に装着できるデザインと、第3世代でいったん廃止した本体の物理ボタンを復活させつつ、小型化したモデルでした。

 

第7世代iPod Nano (2012年)

iPod Nano (seventh Generation) 2012

現行のiPod Nanoは、タッチスクリーンとホームボタンを持ち、iPod Shuffleの機能を省略した小型版といったデザインとなりました。

 

第6世代iPod Touch (2015年)

iPod Touch (sixth generation) 2015

現行の第6世代iPod Touchは、iPhone6と同じA8プロセッサや8メガピクセルのリアカメラと、当時の最新モデルiPhone6と同等の性能を持つパワフルなiPodです。

あなたの思い出のiPodはありましたか?

いかがでしたか?iPodにまつわる、さまざまな思い出がよみがえった方も少なくないのではないでしょうか。
 
筆者は、初代iPod Shuffleを使った時、ワイシャツの胸ポケットに入るサイズで音楽が聴ける体験に新鮮な感動を覚えたのを思い出します。
 
また、車での長時間ドライブ中に音楽を楽しむための選択肢として、CDチェンジャーではなくiPodが使えると知り感動した記憶があります。
 
以下は、スティーブ・ジョブズ氏が初代iPodを発表した時の様子です。
 

 
 
Source:The Verge
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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