羨ましい?JR西日本の全乗務員がiPadを携帯すると発表!

    JR西日本 イメージ

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    JR西日本は、在来線を含む全乗務員にiPadを携帯させると発表しました。さらなる安全・安定輸送を実現するためとしており、2017年1月以降より順次導入していく予定です。

    導入台数は約8,600台!スムーズな運行に役立てる

    JR西日本はすでに2015年1月に山陽新幹線の乗務員に、3月には北陸新幹線の乗務員にiPadを携帯させていました。緊急時の情報共有や訪日外国人への案内時に効果を発揮していることから、在来線でも異常時対応能力や顧客満足度の向上を目指して導入を決めたようです。
     
    乗務員が携帯するiPadの種類については、運転士がiPad Air、車掌及び客室乗務員がiPad miniで、導入台数は約8,600台を予定しています。
     
    iPadの導入により期待される効果として、異常時の迅速な情報共有や乗客へのスムーズな情報提供、翻訳ツールを活用した外国人客とのコミュニケーションの円滑化、マニュアルの電子化による軽量化・ペーパーレス化などが挙げられています。
     
    また、在来線での活用にあたって、新たに異常時に運転用時刻表を検索・表示するシステムを導入すると発表。遅延や運休などで乗務する列車が変更となった場合、これまでは運転用の時刻表を準備しなおさなくてはなりませんでした。iPad導入後は端末上にすぐに表示させることができるようになるため、タイムロスが少なくなります。

    鉄道業界で活用されているiPad

    鉄道会社では、JR西日本のほか東京メトロがiPadを導入しており、Appleの公式サイトでも事例として紹介されています。主にトンネル内の安全検査で活用されていて、作業の効率化に役立っているようです。また、駅係員もiPadを携帯し、乗客への案内に使用しています。
     
    そのほか、鉄道関係では香港のMTRコーポレーション、イギリスのネットワークレールなどでもiPadが導入されています。
     
    分刻みのダイヤを管理しなくてはならない鉄道業界では、情報を一元化し共有できるiPadのようなツールは重宝されそうです。それにしても、もちろん業務上で使う目的ではありますが、全乗務員がiPadを持ち歩くことができるなんてちょっと羨ましいですね。
     
     
    Source:JR西日本,Apple
    Photo:PAKUTASO
    (nanakaba.n)

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